今回の記事では、ドリミア・アカロフィラについて紹介します。
【概要】 学名:Drimia acarophylla 属 : ドリミア属 科 : キジカクシ科 採集番号 : IB13640 採集地 : SW of Trefu, SES Committees Drift
【生育期】冬型
ドリミア・アカロフィラとは!?
ドリミア・アカロフィラは、2003年に記載された新しいドリミアです。個体数も少なく、限定された地域にしか生息しないまさに幻の植物です。アカロフィラの「アカロ」のはラテン語で「ダニ」。「フィラ」は、ギリシャ語で葉っぱという意味です。日本語にすると、ダニの葉っぱとなります。
「ダニの葉っぱ」と言われるとちょっと良い気はしませんね〜。ドリミア・アカロフィラの葉っぱを見ると、お腹が膨らんだダニにも見えないこともないですね。ダニはご飯をたくさん食べるとお腹が膨れるので・・・。
ドリミア・アカロフィラの生息地
ドリミア・アカロフィラは、南アフリカで見つけることができます。南アフリカの中でも限定的な地域で、南にあるグレートフィッシュ川付近に生息しています。 この川が氾濫してできた平野にある種です。この平野の特徴としては、割れやすい泥板岩(でいばんがん)という小石が散らばっています。とても過酷な環境で他の植物はほとんど育ちません。
また、泥板岩は、青灰色(せいかいしょく)なので、ドリミア・アカロフィラの色と似ているため発見するのも難しいと容易に想像できます。降水量も年間を通して少ないため、水やりは控えめで大丈夫です。
ドリミア・アカロフィラの花ってどう咲くか気になりませんか?
毎年1月ごろにドリミア・アカロフィラの丸みを帯びた葉っぱの先端から白っぽい花が咲きます。受粉して増やしたい場合は、異なる遺伝子を持つ株と交配すると種が採れます。もし種が採れた場合は、種の上に土を被せて発芽をお待ちください。ただし、ドリミア・アカロフィラの成長速度はかなり遅いです。そのためレア度がさらに上がっているのでしょう!
葉が小さいと光合成もその分できないので、なかなか大きくなってくれません・・・。しかし、現地でも過酷な環境に生えているため、高温や低温、多湿や乾燥に強く一度発芽すると他のケープバルブと比較しても枯れたり芋が腐ったりする心配はありませんよ〜!
ドリミア・アカロフィラと似た植物があります
エリオクエストのハウスにドリミア・アカロフィラと似た植物があります。それは、アルブカ・ウニフォリアータという植物です。葉っぱに丸みがあり可愛いですよね。 ドリミア属とアルブカ属と属名は異なっておりますが、同じ環境で見つけられる植物ということもあり、見た目が近くなっていったとも言われています。
ドリミア・アカロフィラが、どれほどレアな植物だということをこの記事でわかって頂けたでしょうか? エリオクエストでは、南アフリカの球根植物を中心に取り扱いを増やしております。
Youtubeでも紹介していますよ〜 植え替えもしてますのでリアルをお楽しみください^_^
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