クルクルとかわいい鞘(さや)が同時に楽しめるゲチリス・ベルティシラータ

クルクルとかわいい鞘(さや)が同時に楽しめるゲチリス・ベルティシラータ

クルクルとかわいい鞘が楽しめるゲチリス・ベルティシラータ

 

 ゲチリス・ベルティシラータは、コルク抜きのようにクルクルした葉っぱをつけます。秋以降から春にかけてクルクルした珍しい葉を出し、一度休眠した後、真夏に純白の綺麗な花をつけます。そして、花が咲き終わるとバニラのような香りが漂う実がなります。

 

 人工授粉をする際は、株が2つ必要となります。基本的にゲチリスは、球根1つに対して1つの花を咲かせます。花が咲いている夏の時期に受粉が成功すると秋頃に実がなります。 バニラのような香りをもつこの実は、南アフリカでは部屋のアロマやお酒の香り付けに使われているそうです。エリオクエストとして、南アフリカの球根植物の中で最も魅力的なグループの1つだと考えています。

 

 ベルティシラータ(verticillata)は、 ラテン語で「渦巻き状」のという意味です。 葉が渦巻いているので、この名前になったようですね。葉がくるくるになるのは、葉が太陽の光から身を守もろうとしているからです。光が弱いところでは、太陽光を最大限に受けるために、葉を真っ直ぐと伸ばします。反対に、光が強いところでは、強すぎる太陽光から身を守るために葉をくるくるさせます。日向でも日陰でも効率良く光合成をするために、太陽光の強さに応じて葉の形を変化させるって面白いですよね。

 ゲチリス・ベルティシラータは、根っこが深いため深い鉢に植えることをおすすめします。 浅い鉢に植えてしますと、根が詰まってしまいます。また、太い根は、球根を下へ下へと引っ張り、潜り込ませてしまうため注意が必要です。2年に1度ぐらいの頻度で深い鉢へ植え替えてあげましょう。

 

 エリオクエストのYoutubeで、ゲチリスの実を開いた動画も出しています。 この実は、フルーツなので食べてみました(笑)

 

 

 ゲチリスの種は、乾燥に弱いので、発芽中に乾燥すると枯れてしまいます。採種してからすぐに蒔いてしまいましょう。(保存はできません。)日当たりの良い場所で、土の表面が乾いたら、鉢底から水がドボドボ出てくるぐらいたっぷり水を上げて管理してください。休眠期間は、風通しの良い日陰で断水して管理ください。

 

 

【概要】

科:ヒガンバナ科

属 : ゲチリス属

管理番号 : EQ554

採集地 : 南アフリカ ピケットバーグ(Piketberg )

【生育期】冬型  

 

【育て方・置き場所】
▽置き場所 ベランダや南向きの窓。直射日光の当たる場所。
▽お水のあげ方 3日に1回程度
土の表面が完全に乾いたら、鉢底からお水が出るまであげてください。
▽耐寒性 0°程度
【休眠期(夏・春)育て方】
▽置き場所 室内・屋内 雨・雪・霜の当たらない場所
▽お水のあげ方 基本は断水
※2週間に1回ほど水を上げてもいいですが、乾き切っていないと根腐れの原因となります。
▽耐暖性 40°程度
▽土 多肉植物用の土 水はけの良い土
▽肥料 暖効性肥料 マグアンプK

 

 

 

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